10月の中旬に、久しぶりに海外での会議に参加しました。APAA(アジア弁理士協会)という団体において、会員が一堂に会する年次総会が韓国・釜山で開かれ、その会議に創英の他のメンバーと共に参加したものです。
APAAの年次総会は、コロナ禍のため、リアルでの開催は3年ぶりです。
釜山の街は日本と同様に、地下鉄等の公共の場所ではマスクを着用することが基本的なスタイルです。主催者もコロナ対策に留意し、感染対策用のキットの配布や会議場でのPCR検査所の設置等の施策がなされました。
しかし、国際会議では各国から人が集まり、それぞれのコロナ禍への対処法はまちまちです。特に欧米や、アジアでも西の方の人たちはマスクをしない日常が戻りつつあります。皆最初はマスクを着用していましたが、会議や面談が始まると、互いに合意の上で徐々にマスクを外して話をすることが多かったです。
特に、夜のパーティの場では、ノーマスクの人たちが大半でした(創英からの参加者は、帰国時に自発的にPCR検査も受けましたが、全員陰性で安堵しています)。
会議期間中は、例年のとおり、各国の代理人との面談を行いましたが、例年よりもタイトな日程でした。今年は日本からの参加者が激減し(まだコロナ禍を警戒?)、例年300人程度が参加するところ、今年は100人ほどの参加に止まったため、日本の事務所との面談を希望する外国事務所のオファーが参加事務所に集中したようです。創英のメンバーも朝から晩まで、30分刻み、1時間刻みでスケジュールを組み、場合によっては朝食や昼食を兼ねた時間を調整して、各国の事務所と面談しました。
面談では、各国の知財情報の交換や互いの事務所の紹介等が主な話題ですが、普段から案件のやり取りがある事務所とは、具体的な事案についての意見交換や、仕事のしかたについての注文やご意見伺いなども行います。やはりリアルでの面談だと、込み入った話や伝えにくい話なども、相手の表情などの反応を確認しながら進めることができ、face to faceならではのやり取りのよさを実感しました。
また、私は本部の意匠委員会に所属しており、今年も日本の代表の一員として本部委員会に参加しました。毎年1つのメイントピックについて議論をする時間があり、今年のテーマはファッションデザインの保護です。議論の中では、日本の特有の制度(関連意匠や見本出願等)について、各国から質問を受けることも多く、それに対して回答することで、自分も改めて効果的な知財活用を考えることになり、よい機会でした。
今回、正式な事務所同士の面談をできなかった場合でも、旧知の代理人や仕事の関係のある代理人とは、パーティその他で短時間でも一緒になる機会を作れ、リアル参加を活かすことができました。
帰り際の挨拶や帰国後のメールでのやり取りからも、皆、今回リアルで一緒できたことは大変有意義に感じたようです。今後も、コミュニケーションを大事にして、さらに活発な交流できる状況を作っていきたいと願います。
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(FT)