2020年2月25日火曜日

改正意匠法をビジネスに活かす!

   改正意匠法の施行が、202041日と迫っています。意匠の改訂審査基準案も、大筋で固まってきました。しかし、審査基準案では、新しい保護対象やその表現方法についての具体的事例が十分に示されているとはいえず、ユーザーにとって、もっと明確にして貰いたい点が多々あります。これらについては、特許庁も、それを補うためのガイドラインや手引きの作成を急いでいますが、当面は、我々の対応として、法律の趣旨や法改正の背景なども踏まえた原則的なものの考え方が重要になります。

   そのような状況を受けて、我々の周囲でも、公的な研修会やお客様とのプライベートな場所で、意匠法改正の説明会や勉強会をする機会が増えています。
 

   先日は、とあるお客様とそのグループ会社の知財部、営業部などの方々とともに、東京と大阪の2ヶ所で勉強会を開催しました。このお客様は商社であり、改正法の活用については、従来に扱っていた物品の商品に加えて、web技術を活用した新しいビジネスの展開なども視野に入れています。

   意匠法改正の基礎となった「デザイン経営宣言」では、デザインがイノベーション開発やブランド構築において欠かせない役割を果たしており、企業にとっての「自分らしさ」を市場においてしっかり確保して、価格競争力、さらに産業競争力全般で優位に立つことの効果を訴えています。今回の勉強会では、既にデザインを重視して高い利益を上げている会社の事例や、今後の新しいビジネスの現場において活用が想定される事案などを取り上げて、意見交換をすることができました。


 
   何か新しいビジネスを立ち上げる場合、需要者に呈するデザインによって自分たちの独自性を訴え、価格競争に巻き込まれない市場形成に役立てる・・・・。そういった戦略において、意匠の力がより有効に活用されるべき時代を迎えています。

   今回の勉強会は、東京で約60名、大阪(名古屋もTV接続)で約30名と盛況であり、参加者からは鋭い質問、実際的な課題等を挙げていただき、大変有意義でした。

   大阪の開催では、創英の京都オフィスから特許と意匠の実力派弁理士が助っ人として参加してくれ、様々な角度からの質問に対して対応することができました。

   その後の懇親会では、皆さんの風通しがとてもよく、闊達な意見がどんどん出てきます。
 


   二次会では、たこ焼きを自分で焼いて食べる店に連れていっていただき、千枚通しを使って実際にたこ焼き作りにチャレンジ。見よう見まねで何とかやってみましたが、不格好な出来映えばかりです。大阪出身の方の手際はさすがに慣れたもので、いかにも美味しそうなたこ焼きができ上がります。
   ちなみに、今回参加した創英京都オフィスの特許弁理士は、京都生まれの京都育ちですが、これまでにたこ焼きを焼いたことは全くないそうで、大阪と京都の違いの話をするもの楽しい時間でした。  
 

  今回は久々の大阪出張でしたが、大阪は福岡・京都・東京とはまた別の都市としての魅力があり、今回もその土着感と斬新さに楽しく浸りました。我々は今後も、他部門、他オフィスとの連携企画を定期的に行いながら、福岡オフィスの実力を広めていきたいと思います。
以上
 
(FT)