2013年9月10日火曜日

芸術の秋


あまりに暑い夏が過ぎ、その後の大雨もおさまり、今日の博多は台風一過の晴天です。


福岡オフィスの窓からの景色(南西の方向)です。手前の山なみと、その奥の山なみの両方が見えます。



空気中の水蒸気や浮遊物質の量によって、手前の山しか見えなかったり、手前の山すら見えない日もあります。そんな日はPM2.5対応のマスクをした方がよさそうです。


ところで、なんで2つの山なみの間に距離を感じるのでしょうか?


手前の山は濃い色ではっきりとしているのに対し、奥の山は淡い色でぼんやりとしているからです。


風景画の世界に「空気遠近法」という表現手法があります。大気の影響で遠くのものほどかすんで見え、また青みがかって見える視覚効果を表現することで、絵画に奥行を持たせることができます。


有名なモナリザにも空気遠近法が使われています。



あたかも昔から知っているような書きっぷりですね。しかし、実のところ・・・

つい先日、天神で絵画教室を開催している先生のご自宅におじゃまし、数々の作品を拝見する機会がありました!(私はまったく絵ゴコロがなく、習っているわけでもありません・・・)


先生からご自身の作品をもとに技術的な解説をしていただきました。技術的な内容のヒアリングなら特許弁理士の仕事柄、けっこう得意です!


点描画では確かに空気遠近法が使われています。


また、先生は「『バルール』が大事なんよ。」と繰り返しおっしゃっていました。後で調べたところ、明度、色調、彩度などを意味するフランス語で、絵画の分野では「色価(しきか)」と訳されるようです。


「やっぱさぁ、ダ・ヴィンチのバルールは卓抜だよね。」と堂々と言える男になれるものならなってみたいと思うけど、

「やっぱさぁ、秋のゴマザバは脂がのってて旨いよね。」くらいがお似合いと思う、博多の秋です。



Y.S.